お芝居分部分の音声が聞き取りづらいので、シナリオも掲載します。
あかり「どうしたの?いったい何?もしかしてこれも、あの、呪われた映像に関係してるんじゃない?みんな、そのことにふれないで、見て見ぬふりしてライブをするつもりだろうけど、私にはそんなことできない、ねえ、みんなもあの怖い映像見たでしょ?あの映像を見た人はみんな呪われるって。あの映像が何なのか、みんな教えて欲しいでしょ?じゃあ、聞きましょう、あの映像のことを一番よく知っている人に。清水プロデュ―サ―!出てきてください!」
(清水、登壇)
清水「リーダー、何をやってるんだ、ライブを続けなさい!」
あかり「こんな状態で、ライブを続けることなんでできるわけないじゃないですか。あの、怖い映像の真相をちゃんと話してください」
清水「仕方がない、わかった、話そう。あの映像は、確かに、26年前に作られるはずだった市民映画の映像だ。完成したら、あそこにあった映画館で上映されるはずだった。でも、色々な出来事が起こって、撮影は中止になり、映画は完成しなかった」
あかり「清水さん、よく知ってますね?なんでそんなに詳しく知ってるんですか?」
清水「私は、あの映画にスタッフとして参加していた。あの映像に映っている、帽子をかぶっているスタッフは私だ」
あかり「そんなにわかっているなら、このハロウィンのイベントが呪われてる理由もわかっているはずですよね?呪われた映像が紛れ込んだ理由も、花子の呪いが、今になって広まっている理由もわかってるはずですよね!」
清水「リーダー、いや、あかりさん、今回の、この一連の騒動を起こしている犯人は、君だね?」
あかり「何言ってるんですか?私はただのアイドルのリーダーですよ」
清水「26年前、撮影した映像を持ち出したのは、私だ。私が花子さんに頼まれて、カメラマンのところからテープを持ち出し、花子さんに渡した。それ以後、花子さんとは音信不通だ。その映像が、公開されたということは、、、君は、花子さんの娘さんだね?君はなんらかの方法でお母さんのところからテープを持ち出した。さらに、メンバーの中でも映像の管理画面にログインするパスワードを知っているのはリーダーの君だけだ。だから、今回のことができるのは君しかいない」
あかり「清水さん、さすがですね。でも、なぜ私がそんなことをしたのか、動機まではわからないでしょう?」
清水「動機?」
あかり「花子さん、いや、お母さんは、あの映画に賭けてた。あの映画を成功させて、豊田を有名にしたいって張り切っていた。それなのに、怖い出来事はみんなお母さんのせいにして、映画のこともなかったことにして、お母さんも行方不明になるしかなかった。その時のお母さんの気持ちを考えると、、、、だから、なかったことにしたあの映画のことを、お母さんの悔しい思いを、お母さんの呪いをみんなに知ってほしかったの、!」
花子「あかり!」
あかり「お母さん!」
清水「花子さん、、、」
花子「あかり、ありがとう、あの映画の封印を解いてくれて。私の思いをわかってくれて。でも、1つだけ間違ってるのよ、私は全然悔しい思いはしてないの、みんなを全然呪ってなんかないのよ」
あかり「どういうこと?」
清水「あかりさん、あの映像の中の怖いできごとは、私と花子さんでやったことなんだ。映画がちょっとでも話題になればと、ホラー映画だったから、実際に怖いことが撮影中に起こったとなれば話題になるかと。でも、ちょっと本当に怖すぎて、、、、。今では、やりすぎだったと反省している。花子さんもそうですよね?」
花子「確かに、ちょっとやり過ぎた。だから、テープを清水さんに持ち出してもらったの。それで、ひっそりと身を隠して、結婚して、あかりが生まれた。あかりには、自分の住む街を愛する人になって欲しいと思ってた。だから、あかりがご当地アイドルになるって聞いた時はとっても嬉しかった」
清水「私も、あの映画の反省から、豊田のことを全国に発信するために、ご当地アイドルStar☆Tを作った。まさか、花子さんの子供が加入してくるとは思ってなかったけど」
花子「26年前の映画が上映されるはずだった映画館はなくなってしまったけど、その同じ場所に来年映画館ができる。豊田の街はもっともっと楽しい街になっていくわ。あかり、あなたたちも、がんばりなさい。さあ、あなたたちの歌を聞かせて」
あかり「うん、よーし、みんな、ライブ続けるよ!」